2014年10月25日

 生活全体を蝕んでいた一つの問題が解決した。解決はしていないかも知れないけれど、そうあるべき未来に繋がった。選択肢は常に「はい」と「いいえ」の二つある。大雑把に言って、未来には「そうなること」と「そうならないこと」の二つがある。しかしそれは理屈の、言葉の上での話だ。わたしは現在に対して二つの選択肢を用意した。未来はわたしに対して二つの選択肢を与えた。そのつもりだった。しかし実際想定出来る未来は、たった一つだった。だから選ぶことも選ばせることも出来なかった。これで良かったのだろうかと悩むことも出来なかった。未来にはこの姿しかあり得ないからだ。希望も絶望も、すべて違う世界の話になってしまった。わたしはこの事実を背に、一生罪を贖わねばならない。